歯科治療中に気分が悪くなったら?京都・鞍馬口の歯科医院が解説する緊急時対応と医療安全
「歯科治療中に気分が悪くなったらどうなるのだろう」
「高血圧や糖尿病などの持病があっても歯科治療を受けられるの?」
このような不安から、歯科医院の受診をためらっている方もいらっしゃいます。歯科治療では、緊張や痛み、局所麻酔、患者さんの全身状態などによって、まれに体調の変化が起こることがあります。
そのため歯科医院には、万が一に備えた設備だけでなく、治療前の問診や全身状態の確認、スタッフ教育、医療機関との連携など、日頃からの医療安全対策が重要です。
今回は京都市上京区・鞍馬口駅徒歩1分の京都鞍馬口かわはら歯科クリニックが、歯科治療中に起こりうる体調変化と、当院で行っている医療安全への取り組みについて解説します。
歯科治療中に起こりうる体の異変とは?
歯科治療中には、緊張や痛みなどをきっかけに、一時的な体調変化が起こることがあります。多くは適切な対応によって改善しますが、まれに迅速な医療対応が必要になる場合もあります。
代表的な偶発症とそのサイン
歯科治療中に報告されることの多い偶発症としては、以下のようなものがあります。治療を受ける側として、あらかじめ知っておくことが大切です。
緊張・恐怖・痛みなどが引き金となり、顔が青白くなる、冷や汗が出る、気が遠くなるといった症状が現れます。最も頻度が高い偶発症のひとつです。
強い不安や緊張から呼吸が速くなり、手足のしびれや頭痛を感じることがあります。適切に対処すれば多くの場合は短時間で落ち着きます。
高血圧・糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方は、緊張や空腹が重なると血圧や血糖が大きく変動する場合があります。
上記の偶発症はどの歯科医院でも起こり得るものであり、万が一の偶発症に備え、必要な設備や対応手順を整えておくことは、歯科医院における医療安全の重要な要素です。事前に持病・アレルギー・服用中のお薬を正直にお伝えいただくことが、リスクを最小化するための最も重要なステップです。
「怖くて言えない」が一番危険
患者さんの中には「こんなこと言っていいのかな」と遠慮して、持病や服薬歴を伝えないまま治療を受ける方がいらっしゃいます。しかし歯科医師の立場から申し上げると、些細に思える情報ほど命綱になる場合があります。抗凝固薬・抗血小板薬を服用している場合には、出血リスクを評価し、必要に応じて局所的な止血処置などを行います。自己判断で薬を中止せず、服用内容を歯科医師へお知らせください。ステロイド薬を長期間使用している場合には、治療内容や全身状態によって治療時のストレスへの配慮が必要になることがあります。問診票には正確に記載していただき、気になることは遠慮なく担当の歯科医師にお伝えください。
京都鞍馬口かわはら歯科クリニックの緊急対応体制
京都鞍馬口かわはら歯科クリニックでは、万が一の偶発症に備えた医療安全体制を整えています。「もしものとき」に頼れる準備があるからこそ、患者さんは安心して治療を受けていただけると院長の川原 万平は考えています。
当院は、厚生労働省が定める「歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)」の施設基準を満たし、届出を行っています。
AED設置と BLS/ACLS 訓練の定期受講
当院ではAED(自動体外式除細動器)を院内に設置しています。心停止が疑われる状況では、AEDと心肺蘇生(CPR)を組み合わせた対応が救命率を大きく左右します。設置しているだけでなく、スタッフが実際に使いこなせるかどうかが重要です。
院長・歯科衛生士を含むスタッフがBLS(一次救命処置)/ACLS(二次救命処置)訓練を定期的に受講しています。日頃からシミュレーション訓練を重ねることで、緊急時にもパニックを起こさず冷静に行動できる体制を維持しています。
救急の現場では「知っている」と「体が動く」は別物です。知識を頭に入れるだけでなく、繰り返しの実践訓練によって体で覚えた対応力を身に付けることが、患者さんの命を守ることにつながります。当院ではこの考えのもと、医療安全研修を定期的に実施しています。
緊急薬品の常備と偶発症対応プロトコルの整備
当院には、偶発症が起きたときに速やかに使用できる緊急薬品を常備しています。アドレナリン(エピネフリン)をはじめとした薬剤を手の届く場所に用意し、使用方法と手順を文書化した偶発症対応プロトコルとしてスタッフ全員で共有しています。
プロトコルがあることの意味は、「誰が対応しても同じ水準の行動が取れる」という点にあります。院長ひとりが対応できるだけでなく、歯科衛生士・アシスタントを含むチーム全体が役割分担を理解していることで、緊急時の対応スピードが上がります。
患者さんの顔色・呼吸・脈拍の変化をスタッフが観察・報告。診療をいったん中断します。
院長の判断のもと、必要に応じて緊急薬品やAEDを使用します。
インシデント・アクシデント報告体制に基づき記録を残し、再発防止策を検討します。
このフローはあくまで概要です。実際の対応は患者さんの状態・症状に応じて院長が総合的に判断します。重要なのは、スタッフ全員がフローを把握し、「何かあったときに立ち尽くす」ことがない体制を日頃から作っておくことです。
治療前のリスク評価と丁寧な問診が「安心」の土台
緊急対応の備えと同じくらい大切なのが、トラブルを未然に防ぐための治療前評価です。当院では初診時から時間をかけた問診・リスク評価を行い、患者さんの全身状態を把握した上で治療計画を立てています。
初診60分以上の説明時間と詳細な問診
当院では初診時に60分以上の時間を確保し、口腔内の状態だけでなく全身疾患・服用中のお薬・アレルギー歴・過去の歯科治療経験など、幅広い情報をお聞きします。この問診が、緊急リスクを事前に把握する上で欠かせないステップです。
高血圧・糖尿病・心疾患・骨粗しょう症(ビスホスホネート製剤服用)など、歯科治療に影響を与えうる全身疾患・服薬歴を詳しく確認します。必要に応じて主治医との連携(医科歯科連携)を行い、安全な治療条件を整えてから処置を進めます。
歯科医院に持ってきてほしいもの
持病のある方や現在ほかの医療機関に通院している方は、治療をより安全に進めるため、可能であればご自身の健康状態や服薬内容がわかる資料をご持参ください。問診だけでは確認しきれない情報を正確に把握できるため、治療前のリスク評価や、必要に応じた医科との連携にも役立ちます。
・お薬手帳
・現在通院している医療機関の情報(医療機関名・診療科・主治医など)
・糖尿病手帳など、疾患に関する情報がわかるもの
・アレルギー歴がわかるもの
・過去に歯科治療中に気分が悪くなった経験がある場合は、そのときの症状や状況がわかる情報
特に服用中のお薬は、歯科治療時の出血や感染、局所麻酔、治癒などに関係する場合があります。薬の名前がわからない場合でも、お薬手帳や薬局でもらった説明書をご持参いただければ確認できます。また、過去に歯科治療中に気分が悪くなったことがある方は、「どのような治療中だったか」「麻酔をした直後だったか」「どのような症状が出たか」など、覚えている範囲でお伝えください。事前に情報を共有していただくことが、より安全な治療につながります。
また、リスクや合併症については口頭と書面の両方で患者さんに説明し、同意を得た上で治療を進めます。「聞いていなかった」「知らなかった」という状況を生まないよう、代替治療法の提示・治療しない選択肢の説明も含めて丁寧にご案内しています。治療期間・回数・成功率と予後の見通しについても事前にお伝えし、患者さん自身が主体的に判断できる環境を整えることを大切にしています。
セカンドオピニオンも歓迎します
「他の歯科医院でこう言われたが、本当にそれが最善なのだろうか」と迷っている方のセカンドオピニオンも、当院では積極的にお受けしています。患者さんが納得した上で治療を受けることが、治療への安心感と協力関係を生み、ひいては良好な治療結果につながると考えているからです。
問診での情報提供が不十分な場合、適切なリスク評価が行えず、予期せぬ偶発症につながる可能性があります。服用中のお薬やサプリメント、市販薬も含めてすべて正直にお伝えください。情報が多すぎて困ることはありません。
感染対策・医療安全管理への取り組み
患者さんの「安心」を支えるのは緊急対応力だけではありません。日常的な感染対策・衛生管理の徹底も、医院の信頼性を形成する重要な柱です。
スタンダードプリコーションと徹底した滅菌管理
当院では、すべての患者さんに対してスタンダードプリコーション(標準予防策)を遵守した診療を行っています。「感染しているかどうかわからないから」ではなく、「すべての人が感染源になりうる」という前提で感染対策を講じる考え方です。
クラスB滅菌器を導入し、ヨーロッパの最高水準の滅菌サイクルでハンドピース(歯を削る機械)を患者さんごとに滅菌しています。器具は滅菌パックで個包装管理し、使い捨て(ディスポーザブル)製品の適切な使用、清潔域と不潔域の明確な分離、グローブ交換の徹底、ユニット水の消毒システム導入、HEPA対応の空気清浄・換気システムなど、複合的な感染対策を組み合わせています。
これらの取り組みは感染対策マニュアルとして文書化・整備されており、スタッフ全員が同一水準で実施できる体制を整えています。「見えない部分の安全」を日々積み重ねることが、長期にわたって患者さんに安心して通っていただける歯科医院の基盤となっています。
インシデント報告体制と継続的な改善
当院では、ヒヤリハット(重大事故には至らなかったが、危険を感じた出来事)も含めたインシデント・アクシデント報告体制を整備しています。スタッフが気づいたことを報告しやすい環境を作り、記録した情報をもとに定期的に原因分析と改善策の検討を行います。
一度起きたトラブルから学び、プロトコルや運用方法を見直す——この継続的な改善サイクルが、医療安全の水準を着実に高めていきます。また院長・川原 万平は年間3回以上の学会参加を継続しており、最新のエビデンスと安全管理の知識をアップデートし続けています。院内でも定期的な勉強会・症例検討会を開催し、スタッフ全体の教育水準の向上に努めています。
当院は医療事故保険に加入しており、万が一の場合にも適切な対応が取れる体制を整えています。また、患者さんの診療記録はデジタルカルテで適切に管理し、プライバシー保護にも細心の注意を払っています。
「安心して通える歯科医院」を選ぶポイント
京都 歯科 応急対応 安心という観点で歯科医院を選ぶ際、どのような点を確認すればよいのでしょうか。口コミや評判も参考になりますが、以下のポイントを実際に確認することをおすすめします。
AED・緊急薬品・訓練体制の有無を確認する
まずAEDが設置されているかどうか、そしてスタッフがBLS訓練を受けているかどうかを確認することが出発点です。「設置している」という事実だけでなく、「定期的に訓練を行っているか」「偶発症対応プロトコルを整備しているか」まで踏み込んで聞いてみるのが理想的です。
✔ AEDが院内に設置されているか
✔ スタッフがBLS/ACLS訓練を定期受講しているか
✔ 緊急薬品を常備しているか
✔ 偶発症対応プロトコルが文書化されているか
✔ 初診時に全身疾患・服薬歴を詳しく問診するか
✔ 医科との連携体制があるか
✔ 感染対策マニュアルが整備されているか
✔ 治療前にリスク・合併症をきちんと説明してくれるか
説明の丁寧さと「聞ける雰囲気」も重要
どれほど設備が整っていても、患者さんが不安を打ち明けられない雰囲気では安心につながりません。「怖いと伝えたら嫌がられないか」「細かい質問をしても大丈夫か」——そう感じさせない、話しやすい空気感と丁寧な説明が安心の大きな要素です。
当院では初診時に十分な時間を設け、専門用語をなるべく平易な言葉で説明し、患者さんが納得して治療に臨めるよう努めています。「痛みに配慮した歯科治療」を目指すことと同様に、「不安のない歯科体験」を提供することを大切にしています。おすすめの歯科医院かどうかは、実際に一度来院して院長やスタッフと話してみることで、肌感覚でわかることも多いはずです。
保険適用の範囲についてもわかりやすくご説明しています。費用に関する詳細については、料金ページをご確認ください。具体的なご質問がある場合はお気軽にスタッフへお声がけください。
治療費は治療内容・保険適用の可否によって異なります。自費治療については治療開始前に詳細な見積書を作成・提供し、費用を事前にご確認いただいた上で進めます。不明点はいつでもお気軽にお尋ねください。
アクセス・診療情報
京都鞍馬口かわはら歯科クリニックは、京都市内の中心部・上京区に位置し、地下鉄烏丸線からすぐアクセスできます。お気軽にご来院ください。
- 医院名
- 京都鞍馬口かわはら歯科クリニック
- 所在地
- 京都府京都市上京区上御霊前町411-3
- 電話番号
- 075-451-8181
- アクセス
- 京都市営地下鉄 烏丸線「鞍馬口駅」より徒歩1分
- 診療時間
- 午前 8:30〜13:30 / 午後 14:30〜18:00
- 休診日
- 日曜・祝日
- 公式サイト
- https://k-kdc.jp/
緊急対応体制・安全管理に関するご質問もお気軽にどうぞ
よくあるご質問(FAQ)
患者さんからよくいただく「安全・応急対応」に関するご質問をまとめました。

- 氏名
- 川原 万平(歯科医師)
- 経歴
- 大阪歯科大学卒 臨床研修指導医
- 専門分野
- 精密歯科・歯周治療・インプラント・デジタル歯科
- 所属
- 臨床研修指導歯科医/日本顎咬合学会 認定医/日本歯周病学会 会員/日本口腔インプラント学会 会員/日本デジタル歯科学会 会員/OJ正会員


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