鞍馬口 かわはら歯科クリニック

京都市上京区上御霊前町411番地3
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災害時や緊急時の口腔ケアは非常に重要


こんにちは!

京都市上京区 鞍馬口駅すぐの歯科医院 鞍馬口かわはら歯科クリニックの院長 川原です。

今回は災害時や緊急時の口腔ケアについてお伝えいたします。


災害が発生すると、食料や水の確保に意識が向かうことが多いですが、実は「口腔ケア」もとても重要です。
避難生活ではストレスや水不足により歯磨きが十分にできず、口の中の衛生状態が悪くなることが多いです。これが原因で、肺炎などの感染症のリスクが高まることもあります。
災害時の健康を守るために、なぜ口腔ケアが必要なのか、そして限られた環境の中でできるケア方法を紹介します。

口腔ケアの重要性

口は体の入り口であり、口内が不衛生だと、感染症やその他の健康リスクが高まります。特に高齢者は肺炎などの感染症にかかりやすいため、口腔ケアが重要です。緊急時でも、適切な口腔ケアを行うことで健康を守ることができます。

1. 歯ブラシがない場合

もし歯ブラシが手に入らない場合でも、他の方法で口腔内を清潔に保つことができます。
ここでは、代用品を活用した口腔ケア方法を詳しく説明します。

飲み水で口をすすぐ

飲み水が手に入れば、水で口をすすぐことで、口の中の汚れや細菌をある程度流し出すことができます。口腔ケアの第一歩として有効です。

  • 清潔な水を使う: 可能であれば清潔な飲料水を使用してください。汚れた水を使うことは逆効果になる可能性があるため、飲料水がない場合は他の方法を試す方が良いです。
  • 水の使い方: 口を数回すすいで、唾液と一緒に口内の汚れを洗い流しましょう。この方法は、歯ブラシがなくても即座に実践できる簡単なケア方法です。

タオルやハンカチで汚れを拭き取る

タオルやハンカチを使って、歯の表面に付着した汚れを拭き取る方法も効果的です。
バイオフィルムという細菌の膜が歯の表面に付着することがありますが、物理的にこすることでその膜をある程度は除去することができます。

  • 拭き取り方: 清潔なタオルやハンカチで、歯の表面を優しく擦り、汚れを取り除きます。この方法は、歯の表面に付着した汚れや細菌を取り除くための有効な手段です。
  • 注意点: ただし、力を入れすぎると歯や歯茎に負担をかけることがあるため、優しく行うことが重要です。

キシリトールガムやマウスウォッシュを使う

キシリトールガムやマウスウォッシュがあれば、唾液の分泌を促進し、口腔内の清潔を保つ助けになります。

  • キシリトールガム: 唾液の分泌を促し、口内を潤す効果があります。さらに、キシリトールには抗菌作用があり、虫歯を予防することもできます。
  • マウスウォッシュ: ノンアルコールのマウスウォッシュを使用することで、口腔内を清潔に保ち、口臭を予防できます。アルコール入りのものは粘膜を刺激する可能性があるため、なるべく避けましょう。

口の体操や唾液腺マッサージ

唾液の分泌が少ないと口内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。そのため、唾液腺をマッサージすることで、唾液の分泌を促進させましょう。

  • 唾液腺マッサージ: 耳の下、顎の下、頬を軽く揉む、押す、さするなどの方法で唾液腺を刺激します。このマッサージにより、唾液の分泌を促し、口内を潤すことができます。

2. 歯ブラシがある場合

歯ブラシが手に入った場合は、通常通り歯を磨くことができますが、水が少ない場合でも工夫して歯磨きをすることができます。以下では、少量の水で効果的に歯を磨く方法を詳しく説明します。

少量の水で歯を磨く方法

もし水が少ない場合でも、少量の水を使って歯を磨く方法があります。
必要なのは、30mL程度の水を準備し、その水で歯ブラシを湿らせてから磨き始めることです。

  • ステップ1: まず、コップに約30mLの水を用意します。この水で歯ブラシを濡らし、通常通り歯を磨きます。
  • ステップ2: 歯ブラシが汚れてきたら、ティッシュやウェットティッシュで汚れを拭き取ります。その後、再度水を少しずつ使いながら、歯磨きを続けます。
  • ステップ3: 最後に、残りの水を使って2回に分けて口をすすぎます。1回で大量に水を使うよりも、少しずつ分けてすすぐことで、口腔内の汚れを効果的に取り除けます。

歯磨き粉の活用

歯磨き粉がある場合、少量でも十分効果があります。
少量の水で歯磨き粉を使うことができますので、無駄に水を使わずに済みます。

  • 歯磨き粉を使う場合: 歯磨き粉を使用して、通常通り歯を磨くことが最も効果的ですが、水が限られている場合は、軽く湿らせたブラシに歯磨き粉をつけて磨きましょう。

3. 入れ歯のケアと注意点

入れ歯を使用している方にとっても、口腔ケアは非常に重要です。
災害時や緊急時においても、入れ歯の衛生管理を怠ると、口内に細菌が繁殖し、口内炎や感染症を引き起こすことがあります。入れ歯のケアを以下の方法で行い、健康を守りましょう。

入れ歯の清潔を保つ方法

  1. 食後の入れ歯の洗浄 入れ歯を外した後、食べかすや汚れが付いている場合は、流水でしっかりと洗い流しましょう。災害時でも清潔な水が手に入れば、必ず入れ歯を洗浄してください。食べかすが残っていると、細菌が繁殖しやすくなります。
  2. 専用の入れ歯洗浄剤の使用 入れ歯用の洗浄剤(入れ歯用のタブレットや粉末など)があれば、使用しましょう。これにより、細菌の繁殖を抑え、入れ歯の表面を清潔に保つことができます。   水に溶かして使用: 入れ歯専用の洗浄剤を水に溶かし、その中に入れ歯を浸してしばらく置いておきます。これにより、入れ歯の汚れが浮き上がり、除去がしやすくなります。
  3. 入れ歯を外して休ませる 長時間入れ歯を装着し続けると、口内に負担をかけ、歯茎に痛みを感じることがあります。なるべく休息を与えるため、夜間などは入れ歯を外しておくことをおすすめします。休ませることで、歯茎の健康を守ることができます。

緊急時に入れ歯の清掃が困難な場合

災害時や緊急時では、入れ歯専用の洗浄剤や清潔な水が不足することが考えられます。そのような場合でも、以下の方法でできる限り入れ歯を清潔に保つことができます。

  1. 飲み水で軽くすすぐ 入れ歯を外して、清潔な飲み水で軽くすすぎ、食べかすを洗い流します。水が不足している場合でも、少量の水で汚れを流し、口内の衛生状態を保ちましょう。
  2. タオルや布で拭く もし洗浄剤がなくても、清潔なタオルや布を使って入れ歯を拭き取ることができます。食べかすが残っている部分を優しく拭き取ることで、細菌の繁殖を防ぐことができます。
  3. 入れ歯を乾燥させない 入れ歯が乾燥すると、変形する可能性があります。水が不足している場合でも、乾燥しないように、なるべく湿らせた状態を保つよう心がけてください。

入れ歯の損傷を防ぐ

災害時に入れ歯を取り扱う際には、落としたり、強く圧力をかけたりすることで損傷する可能性が高くなります。入れ歯が壊れたり変形したりしないよう、慎重に取り扱いましょう。

  • 入れ歯の保存方法: 入れ歯を外した際には、壊れないように柔らかい布に包んで保存します。また、入れ歯ケースなどに入れて保管することが望ましいです。

まとめ

入れ歯を使用している方は、緊急時や災害時に特に注意を払うべき点がいくつかあります。
入れ歯の清潔を保つためには、食後にしっかり洗浄したり、専用の洗浄剤を使用したりすることが重要です。
また、もし入れ歯を清掃できない場合でも、清潔な水やタオルで対応できる方法があるため、落ち着いて対処することが求められます。

口腔ケアと同様に、入れ歯の管理をしっかり行うことで、災害時でも健康を守ることができます。
入れ歯を使用している方も、これらのポイントを覚えておき、万が一の事態に備えましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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