鞍馬口 かわはら歯科クリニック

京都市上京区上御霊前町411番地3
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【保存版】子どもが歯磨きを嫌がるときの対処法|年齢別のコツやNG行動も紹介!

こんにちは!

京都市上京区 鞍馬口駅すぐの歯科医院 鞍馬口かわはら歯科クリニックの院長 川原です。

今回は子どもの歯磨きのコツについてお伝えいたします。


「毎晩、歯磨きになると大泣き…」
「押さえつけるのもかわいそうで限界…」

子どもが歯磨きを嫌がるのは、多くの保護者が経験するお悩みのひとつです。
イヤイヤ期や成長段階で起こりやすい問題ですが、放っておくと虫歯リスクが高まり、将来的な口腔トラブルにもつながります。

この記事では、子どもが歯磨きを嫌がる原因とその対処法を年齢別にわかりやすく解説。さらに、歯磨きを楽しくする工夫や、やってはいけないNG対応もあわせて紹介します。

子どもの気持ちに寄り添いながら、歯磨きを前向きに取り入れていけるヒントをお届けします!

1. 子どもが歯磨きを嫌がる主な理由とは?

子どもが歯磨きを嫌がる背景には、以下のような理由があります。

■ 不快感がある

歯ブラシの毛が痛い、口の中を触られるのが気持ち悪い、泡が嫌いなど、感覚過敏な子も多いです。

■ 自分の意思で動きたい時期

特に1〜3歳は“自我”が芽生える時期。親に強制されることを嫌がりがちです。

■ 歯磨き=イヤな記憶

無理やり押さえつけられた、怒られながらやられた…など、歯磨きが「怖いもの」になってしまっているケースもあります。

2. 年齢別|歯磨きを嫌がるときの対処法

 🔸1〜2歳

  • まずは「歯ブラシを口に入れること」に慣れることが第一歩。
  • 歯磨き用おもちゃや絵本で楽しい印象をつけましょう。
  • 無理に磨くのではなく「今日はちょっと触るだけ」にする日があってもOK。

🔸 3〜4歳

  • ぬいぐるみや人形を使って“ごっこ遊び”を取り入れると効果的。
  • 「自分でやりたい」気持ちが強くなる時期なので、仕上げ磨き前に自分で磨かせるのも大切。
  • 歌を歌いながら磨くなど、鏡を見せながら楽しく習慣化を。

🔸 5歳以上

  • 歯の大切さや虫歯のことを、簡単な言葉で伝えると理解が深まります
  • アプリやタイマー、スタンプカードなど「見えるごほうび」でやる気UP
  • 時には本人とルールを決め、「今日は○分磨く」など一緒に取り組むのがコツ

3. 歯磨きを楽しい時間に変える工夫

歯磨きを嫌がる子ほど、「楽しい=やってもいい」と思えるような工夫が大切です。

◎ おすすめの工夫

  • 歯磨きソングや動画を活用(YouTubeやアプリも人気)
  • お気に入りのキャラクター歯ブラシを選ばせる
  • おうちで「歯医者さんごっこ」をして遊びながら学ばせる
  • 歯磨き後に「シール1枚」など、簡単なごほうび制度を取り入れる

毎回完璧にできなくてもOK。少しずつ「嫌じゃない時間」に変えていくことがゴールです。

4. 歯磨きでやってはいけないNG対応

「磨かないと虫歯になるよ!」「口あけなさい!」と強く言ってしまったこと、ありませんか?
実は、こうした対応が「歯磨き=イヤな記憶」になる原因になります。

❌NGな行動

  • 押さえつけて力任せに磨く
  • 大声で怒る
  • 虫歯になるぞ!と脅す
  • 無理やり口に歯ブラシを突っ込む

「虫歯になる=悪い子」のように感じさせてしまうと、歯磨きだけでなく自己肯定感にも影響を与えかねません。

5. それでも嫌がるときの最終手段は?

どうしても磨けないときは、無理せず、できる範囲でOKと割り切ることも大切です。

  • 歯磨きシートやフッ素入りのうがい薬を活用する
  • 寝る前だけでも仕上げ磨きだけは死守
  • 口を開けるだけ、歯ブラシを持つだけ、でも「できた!」と褒める

「完璧にやらなきゃ」ではなく、「今日も少しできたね」の積み重ねが一番の近道です。

6. よくあるQ&A

Q. 全然口を開けてくれません…

A. 歌やお話で気を引きつつ、鏡を見ながらやると効果的です。無理に開けさせるより、楽しい時間を演出する工夫を。

Q. 嫌がるから仕上げ磨きをやめてもいい?

A. 磨かない日があっても大丈夫。ただし数日間続く場合は、磨く時間帯を変えたり、磨き方を工夫して再トライしてみましょう。

Q. 歯医者さんに相談してもいいの?

A. もちろんOK!歯磨き指導や、専門的なアドバイスをもらえるので安心です。

7. 無理しないで|親も完璧じゃなくて大丈夫です

子どもが毎回歯磨きを嫌がると、親としては「自分のやり方が悪いのかな」「他の家庭はうまくやっているのに」と自分を責めてしまうことがあります。

でも、ほとんどの家庭が同じように悩んでいます。

SNSや育児本には「うまくいっている」ように見える情報がたくさんありますが、それはほんの一部。
実際には、歯磨きで泣かれる日もあれば、今日は1本しか磨けなかった…なんて日も珍しくありません。

子どもとの歯磨きは、毎日の小さな積み重ねの中で徐々に慣れていくもの。
「今日はできなかった」よりも「明日また頑張ろう」と考えることが、親子にとって一番やさしいケアになります。

8. 歯医者さんは「怒る人」ではなく「助けてくれる人」

歯磨きを嫌がる子どもを歯科に連れていくのは、ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。

「歯磨きしてないのを怒られるのでは?」
「嫌がるから診てもらえないのでは?」

そんな心配は不要です。

多くの歯科では、歯磨き嫌いな子どもへの対応に慣れているプロフェッショナルがいます。
パパママの代わりに磨き方のコツを教えてくれたり、子どもが安心できる言葉がけをしてくれることも。

保護者の立場から見ても、「第三者が話してくれる」ことで素直に聞くようになるケースも少なくありません。気になることがあれば、ぜひ気軽に相談してみてください。

9. まとめ|小さな成功体験を積み重ねていこう

子どもが歯磨きを嫌がるのは、成長の一部です。
無理に押し付けるのではなく、子どものペースに寄り添いながら、できたことを一緒に喜ぶことが何より大切です。

「今日は嫌がらなかった」「1本でも磨けた」
そんな小さな成功体験が、やがて「歯磨きって当たり前」に変わっていきます。

子どもと一緒に、楽しく・前向きに歯磨き習慣を育てていきましょう。
焦らなくて大丈夫。大人だって、最初はうまくできなかったのですから。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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