
根管治療とは?その流れや痛み、成功率まで徹底解説!
こんにちは!
京都市上京区 鞍馬口駅すぐの歯科医院 鞍馬口かわはら歯科クリニックの院長 川原です。
今回は歯科治療の1つである、根管治療についてお伝えいたします。
「歯がズキズキ痛む」
「冷たいものや熱いものがしみる」
「歯医者で根管治療が必要と言われた」
こんな経験はありませんか?根管治療は、虫歯や外傷などで歯の神経(歯髄)が炎症を起こした際に行われる治療法です。
適切に治療を受ければ、抜歯を回避し、自分の歯を長く維持することができます。
しかし、「根管治療は痛い?」「どのくらいの期間がかかる?」と不安を抱える方も多いでしょう。
この記事では、根管治療の基本から具体的な治療の流れ、成功率、費用、アフターケアまで詳しく解説します。
1. 根管治療とは?
根管治療(こんかんちりょう)とは、歯の内部にある「根管」と呼ばれる細い管の中にある「神経(歯髄)や血管」が炎症や感染を起こした際に、それらを「取り除き」、歯を保存するための治療です。
根管治療が必要=歯を残すために神経を取る治療(もしくは過去の根管治療のやり直し)が必要ということです。
虫歯が進行すると、最終的に神経にまで細菌が到達し、強い痛みや腫れを引き起こします。
そのまま放置すると、炎症が顎の骨にまで広がる可能性があり、最悪の場合は抜歯が必要になります。根管治療を適切に行うことで、歯を抜かずに済み、噛む機能を維持することが可能になります。
1-1. なぜ根管治療が必要なのか?
根管治療が必要になるのは、主に以下のようなケースです。
- 深い虫歯:虫歯が進行し、神経にまで達してしまった場合。
- 歯の破折や外傷:強い衝撃で歯が折れたり、ひびが入ると、神経がダメージを受けることがある。
- 歯の再治療:過去に行った根管治療が不完全で、細菌感染が再発した場合。
2. 根管治療の流れ
根管治療は、一般的に数回の通院が必要です。
まず、レントゲン撮影で根管の形や感染の広がりを確認し、局所麻酔を施します。
その後、当院では日本でまだ使用率が5.4%ととても低いラバーダム(ゴム製シート)を使用して治療部位を可能な限り無菌状態に保ちながら、専用の器具で感染した歯髄を除去します。
根管の洗浄・消毒を繰り返し、細菌を除去した後、薬剤を充填し、仮の詰め物をして密閉します。
次回の診療で問題がなければ、最終的な詰め物や被せ物治療へ移行し、治療が完了します。
2-1. 診査と診断
まず、レントゲン撮影や歯の状態を確認し、根管治療が必要かどうかを診断します。
場合によっては、CT撮影を行い、感染の範囲を詳しく調べます。
2-2. 麻酔と歯の内部へのアクセス
局所麻酔を行い、歯の上部に穴を開けて、根管(歯の内部)にアクセスできるようにします。
2-3. 神経・感染部分の除去
専用の器具を使用し、炎症を起こしている歯髄や感染した組織を取り除きます。
この処置が適切に行われないと、後で痛みや再感染が起こる可能性があります。
2-4. 根管内の洗浄・消毒
取り除いた後、消毒液で内部をしっかり洗浄します。
細菌を徹底的に除去することで、治療の成功率が高まります。
2-5. 薬剤の充填(根管充填)
根管の内部に薬を詰めて密閉し、再感染を防ぎます。
この工程が不十分だと、細菌が残り、炎症が再発する原因となります。
2-6. 仮の詰め物・最終的な修復
最終的な詰め物や被せ物(クラウン)を装着し、治療完了となります。

3. 根管治療の成功率とリスク
根管治療の成功率は約80〜90%ですが、感染の状態や歯の形状によって異なります。特に、根管が細く曲がっている場合や、以前の治療で細菌が残っていた場合は、再根管治療が必要になることもあります。
また、治療により歯の内部が薄くなり、破折のリスクを伴うため、クラウン(被せ物)を装着することで強度を補うことが重要です。
リスクとしては、根管の封鎖が不完全な場合に細菌が再侵入し、炎症が再発する可能性があります。
定期的な検診と適切なアフターケアで、再発リスクを抑えることができます。
3-1. 根管治療の成功率
根管治療の成功率は 約90% とされています。ただし、初回治療と再治療では成功率が異なります。
- 初回の根管治療:成功率は80〜90%
- 再根管治療(再発時の治療):成功率は60〜70%
3-2. 根管治療のリスク
- 治療後の痛み:神経を取り除いても、周囲の組織に炎症が残っている場合、治療後に一時的な痛みを感じることがあります。
- 根管の破折:歯の内部が薄くなり、割れることがあるため、クラウンで保護するのが一般的です。
- 再感染のリスク:根管が完全に密閉されていないと、細菌が侵入し、再治療が必要になることがあります。
4. 根管治療の費用と通院回数
4-1. 費用の目安
根管治療の費用は、保険適用か自由診療かによって異なります。
- 保険診療(3割負担の場合):約5,000円(クラウン代別)
- 自由診療(自費治療):80,000〜250,000円(使用する材料や技術による)
4-2. 通院回数の目安
- 単純なケース:2〜3回
- 複雑なケース(根が曲がっている・細菌感染が進行している):4〜6回以上
5. 根管治療後の注意点とケア
5-1. 治療後の痛みへの対処
治療後、数日間は軽い痛みや違和感が残ることがあります。
痛みが強い場合は、歯科医院で処方された痛み止めを使用しましょう。
5-2. 日常生活で気をつけること
- 硬い食べ物は避ける:治療後の歯は内部が薄くなっているため、無理に力をかけないことが大切。
- 定期検診を受ける:治療後も、定期的に歯科医院で経過をチェックすることで、再発を防げます。
- 丁寧な歯磨きを心がける:根管治療を受けた歯は、再感染しないよう特に丁寧にケアする必要があります。

6. まとめ
根管治療は、虫歯や感染が進行した際に、歯を救うための重要な治療法です。
痛みや期間の長さに不安を感じるかもしれませんが、適切な治療を受けることで、歯を長く健康に保つことが可能になります。
「抜歯を避けたい」「歯をできるだけ長持ちさせたい」と考える方は、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。
あなたの大切な歯を守るために、根管治療について正しく理解し、しっかりケアを続けましょう!
Webからのご予約も可能です。皆様のご来院を心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご相談だけでも、ご遠慮なくご連絡ください。