
虫歯だけど歯医者に行きたくないあなたへ|怖い・恥ずかしい気持ちとの向き合い方と対策
こんにちは!
京都市上京区 鞍馬口駅すぐの歯科医院 鞍馬口かわはら歯科クリニックの院長 川原です。
「虫歯があるけど、どうしても歯医者に行きたくない…」
そんな気持ちを抱えている方は、決して少なくありません。
怖い、痛そう、恥ずかしい、怒られそう——理由は人それぞれ。
でも、虫歯を放置すると、治療が長引いたり、複雑化したり、最悪の場合は歯を失ったりするリスクが高まってしまうのです。
この記事では、「歯医者に行きたくない」と感じる心理と向き合う方法、そして虫歯を放置したときに起こる問題、どうしても行けないときの応急処置や少しずつ歯医者に慣れるコツまで、わかりやすく解説します。
1. なぜ虫歯でも歯医者に行きたくないのか?
「歯医者に行きたくない」と思う理由は人によってさまざまです。
代表的な理由は以下のとおりです。
- 治療が痛そうで怖い(実際は治療未経験でも)
- 嫌な経験がある(過去に怒られた、痛かったなど)
- 口の中を見られるのが恥ずかしい
- 音や匂いが苦手
- 治療費が心配
- 忙しくて時間が取れない
これらの気持ちは、あなただけではなく、多くの人が抱える共通の悩みです。
でも、放置することで逆に「もっと痛くて長引く治療」になってしまうのも現実…。
少しずつでいいので、「怖さ」と向き合うことが大切です。
2. 虫歯を放置するとどうなる?リスクを知っておこう
虫歯は、自然に治ることはありません。
放置すればするほど進行し、次のような症状やリスクが現れます。
- 初期:歯の表面が白く濁る
- 中期:冷たいものや甘いものでしみる
- 進行:ズキズキとした痛みが出る
- 重度:神経が死に、痛みが一時的に消えるが、根の奥に膿がたまる
- 最終:抜歯・顎の骨の感染・最悪の場合全身疾患へ
また、虫歯の進行具合によって、治療費も次第に上がります。
初期なら数千円で済んだものが、重度だと数万円以上かかることも。
「行きたくないから」と先延ばしするほど、治療も費用も苦しくなってしまいます。

3. 「怖い・恥ずかしい」気持ちとの向き合い方
歯医者に行けないのは、「意志が弱い」わけではありません。
それは立派な「不安」であり、克服すべき心のハードルです。
少しでも気持ちを楽にするために、こんな考え方をしてみてください。
- 「怖い」と感じるのは普通のこと
→ 歯科医師も理解しています。歯科医師自身も治療を受ける立場になると怖
いと感じます。むしろ伝えてくれた方が親身になって対応できます。 - 「怒られるかも」と心配しないで
→ 今は「優しい・話を聞いてくれる歯医者」が増えています。 - 「汚いと思われるかも」と不安?
→ 歯科医師はそれが仕事。見慣れていて、判断もプロです。 - 「まずは相談だけでもOK」と考える
→ カウンセリングだけ受ける歯科もあります。まずは話すだけでも大きな
一歩ですね。
4. どうしても行けないときの応急処置
どうしてもすぐに歯医者へ行けない場合、一時的な応急処置で症状を和らげることができます。
- 痛みがあるとき
→ 市販の鎮痛薬(ロキソニン、バファリンなど)を用法・用量を守って使用 - 冷たいもの・甘いものでしみるとき
→ しみる側で噛まない、刺激の少ない食事をする - 食べ物が詰まるとき
→ 歯間ブラシや糸ようじで優しく取り除く(無理にやらない) - 口臭や違和感があるとき
→ 歯磨き・うがい・マウスウォッシュで清潔を保つ
ただし、これらは一時しのぎにすぎません。
痛みが引いても治ったわけではないので、できるだけ早めに受診を考えましょう。
5. 歯医者が怖くなくなる5つのステップ
徐々に慣れていくことで、「歯医者は怖くない場所」だと感じられるようになります。
ステップ1:電話ではなく、ネット予約を活用
緊張せずに予約できる方法を選びましょう。
ステップ2:口コミで「優しい歯医者」を探す
「怖くなかった」「説明が丁寧」といった声のある医院を選びます。
ステップ3:初診はカウンセリングだけでもOK
「今日は話を聞くだけでも大丈夫です」と伝えてみましょう。
ステップ4:治療内容をしっかり説明してもらう
「何をされるかわからない」不安がなくなると、恐怖心も薄れます。
ステップ5:自分のペースで進めてもらう
「今日はここまでにしたい」と伝える勇気も大切です。

6. 歯医者が苦手な人におすすめの歯科医院の選び方
歯医者が苦手な方は、以下のような特徴のある医院を探してみてください。
- 無痛治療に力を入れている
- カウンセリング重視
- 女性歯科医師が在籍している(安心感がある方も)
- リラックスできる音楽や雰囲気のあるクリニック
- 「痛みに弱い方歓迎」といった表記がある
- 友人・知人に、今行っている歯科医院がどんな感じか聞いてみる
また、事前に「歯医者が怖い」と伝えておくことで、スタッフも丁寧に対応してくれます。
「怖い気持ちを受け止めてくれる医院」こそ、信頼できる歯医者です。
まとめ:最初の一歩が、未来の自分を守る
虫歯があるのに歯医者に行けない——その気持ち、とてもよくわかります。
でも、そのまま放置していても、虫歯は治りません。
むしろ悪化して、もっと大変な治療や痛み、費用が待っているかもしれません。
無理せず、少しずつで大丈夫。
まずは「話だけ聞きに行ってみようかな」と思える歯科医院を探してみてください。
あなたの歯を守れるのは、今のあなた自身の勇気だけ。
未来の自分のために、最初の一歩を踏み出してみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご相談だけでも、ご遠慮なくご連絡ください。